中堅管理職サラリーマンのつぶやき日記

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就活にもってこい!不動産業界の業界研究基礎編!

仕事の関係で不動産の業界について調べなくてはいけなくなり、業界の概要についてまとめたので、ブログにも書いていきます。

 

と言っても、全くの初心者がネットで調べつつまとめたものなので、詳しい業務内容までは踏み込めませんが、なんとなく不動産業の全体像はつかめるはず。

 

せっかくですから、これから不動産業での就業を志す方(学生さん?転職者?)が読んで業務内容と、仕事のやりがいが感じられるように書いていこうと思います。

 

私自身、不動産業で働いているわけではないので、あくまで第三者の意見ということになりますが、少しでも参考になるとうれしいです!

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目次

 

不動産業の事業内容

不動産業の全体像を大きく6つに分類し説明をしていきます。できるだけわかりやすく、専門用語を使わないように記載していきます。

1)不動産賃貸・仲介事業

まずは不動産といえば賃貸事業ですよね。アパートを借りるときにはネットで部屋を調べたり、不動産屋さんに行ってどの部屋が良いか探します。

 

『個人が借りる』という視点だけで考えれば、不動産屋に行って借りれば良いのですが、他にも『個人が貸したい』、『法人(会社)が借りたい』『法人が貸したい』などのケースも考えられます。

 

不動産会社は物件を貸したい人から借りてくれる人を探してほしいという要望を受け、情報をネットなどに掲載したり店頭で案内したりして、借り手に情報を届け物件を紹介します。それを仲介と言います。

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出典www.jp-imperialhome.com

売主と買主の間に入って売買契約を成立させつつ、両方から仲介手数料をいただくことで不動産会社は売上げを立てていきます。

 

ビル・商業施設

 街中でよく見るビルや商業施設はいっぱいありますよね?ビルであればいろんな会社や飲食店が入っていたり、商業施設であればセレクトショップなどのテナントが入っています。多くのテナントや飲食店は不動産会社と賃貸契約を結び毎月お金を出して借りています。まぁ当たり前ですね。

 

会社などが入っているビルは中も広いですからとても高額な賃貸料が発生します。

月額100万以上なんて物件は至る所にザラにあります。都会ですと雑居ビルも多いですから不動産屋もたくさんあって自然なわけです。

 

住居・マンション・アパート

これは理解しやすいと思います。住宅やアパートにはオーナーさんがいて、自分で借り手を探すのは大変ですから不動産会社に借り手を探す作業を代行してもらうわけです。

 

ですから、不動産会社の人はオーナーさんの意向をくんで家賃を設定したり、世間の相場と合わなければオーナーさんにアドバイスをしたりしています。そうしないと借りてくれる人がいなくなってしまいますからね。

 

土地

これは人によっては意外に感じる人もいるかもしれません。ただ、以外と多いものですよ。

 

例えば昔大きな田んぼを持っている農家さんがいたとして、そこを宅地として開発することになり、でも地主である農家さんは土地に愛着があるから売りたくなく、結果として賃貸として人に貸し出している。なんてケースはたくさんあります。

 

駅前の一等地にやけに大きな家が建ってたりする光景を見たことはありませんか?それはおそらく大地主さんの家です。『信じるか信じないかはあなた次第です!』

 

2)不動産売買・仲介事業

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不動産売買も賃貸と基本的な流れは同一です。ただ売買ですから所有権が全て移転します。ですので、売買の金額がえらいことになることもあります。

 

家の売買でも数千万円しますし、大きな土地やマンション、高層ビルなんかであった場合は何十億という単位のお金が動きます。このような物件に関わるケースはあまりないかもしれないですが、きっと大変な分、契約が成立した際はやりがいも大きいのでしょうね。

 

また、まとまった土地を不動産会社が購入し、区画割をしてマンションや家を建て、道路を引き、公園を作って、一つ一つお客様に販売していく事業を行っているところもあります。いわゆるデベロッパーというやつです。

宅地造成やリゾート開発、オフィスビルやマンション分譲などがこれに当たります。街作りにも通じる部分があり、華やかな印象がありますね。

 

3)不動産管理事業

さて、ここからがわかりにくくなっていくところです。不動産を管理する?いったいどう言うことでしょうか?これは大きく分けるとプロパティマネジメントという分野とマンション・ビル管理という分野に分かれています。頑張ってついてきてくださいね!ここからが不動産業界の面白いところですから。

 

プロパティマネジメント

プロパティ【property】は財産・所有物という意味です。つまり、プロパティマネジメントとは『財産を管理する』ということになります。全く意味不明ですよね(笑)

この文脈で言う『財産』とは「オフィスビル・商業ビル・マンションなどの資産価値」のことを指します。

 

建物にはオーナーさんがいます。本来はオーナーさんが自分の持っている建物の資産価値を高めるために、テナントの誘致やビルの修繕をしないといけないわけです。ただ、これらの業務を行うには様々な法令や経営に関する知識が必要となります。

 

そこで不動産会社の登場です。

 

 『不動産会社が不動産のオーナーから委託を受け、建物の資産価値を向上させるためにテナントの誘致や修繕など建物の運営管理全般を行う業務』、これがプロパティマネジメントです。

 

ちょっと難解ですよね?

ただ、この業務が理解できるようになると不動産業界がとても面白い仕事をしていることが分かってくるようになりますよ!

 

マンション・ビル管理

こちらは不動産の設備や衛生面、警備を総合管理する業務です。

建物の設備って、実はものすごくたくさんあるんです!

 

空調設備管理、エレベーター点検、消防設備点検、貯水槽清掃、受変電設備点検、定期清掃などなど。全て法令に基づき、行わないといけない業務が決められています。

 

長期的な修繕計画をオーナーに提案したりする業務もあり、大きな仕事に携われることも魅力と言えます。

完全に裏方の仕事ですが、この部分をになってくれる人がいないと、高層ビルだって、小さな雑居ビルだって立ちゆかなくなってしまうほど重要な仕事なんですよ。

 

不動産業界の仕事内容

1)仲介のお仕事

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不動産の売主と買主の間に入って調整を行うのが仲介のお仕事。

売主に対してはいくらで売りたいのか、条件は何かなどをヒアリングし相場観を伝えた上で自社に売却してもらいます。買主に対しては価格や希望を聞いた後に物件を紹介し契約いただきます。その際、ローンやリフォームなどの話になることもあります。

 

基本的には相手の希望を聞いて、条件に合った提案を行っていくお仕事になります。「人の相談にのってあげるのが得意」という人に向くお仕事かもしれませんね!

 

なお、この業務を行うには『宅地建物取引士(いわゆる宅建)』が必要になります。難しい仕事ですが、とっておくと一生ものの資格なので有利ですよ!

 

2)分譲地開発のお仕事

街作りにも直結する土地開発のお仕事。とても大きなお仕事ができることが魅力ですね。「地域に必要とされているものは何だろう。」など常に問題意識を持っている人が向いている仕事と言えますね。

 

土地開発を行うためには綿密な計画を立て実行する必要があります。土地の購入に始まり、最終的なできあがりのコンセプトを決め、買い手をイメージし購入促進のプランも考えるなど仕事は多岐に渡ります。

 

「様々なものを調整、整理し一つのものにまとめ上げることが得意!」「アイデアを出し合うのが楽しい!」と感じる人には向くお仕事だと思います。

 

ただし、やりがいが大きい反面、案件が大きくなればなるほど多様な利害関係者が絡んでくるため、タフな交渉が求められるお仕事でもあります。

 

3)不動産管理のお仕事

不動産の経営管理や設備面の保守・点検など様々な業務を行うお仕事です。

保守・点検を行う日は立会いを行ったり、経営報告書をまとめ、オーナーさんに案内・提案したりするお仕事ですので、デスクワークだけではなく、営業活動のようなこともする仕事になります。

 

このお仕事は人の安全や良好な不動産経営に直結しますので、決められた業務をきちんとこなしながらも、オーナーや利用者のことを考え先回りして提案していく機転が求められるでしょう。地味なお仕事に感じると思いますが、非常に重要な業務であることは間違いないです。

 

4)仕事のやりがい

不動産の仕事をしていて楽しさを感じる場面は、自分の持てる知識をフル活用し、お客さんが満足できる提案を行い、お客さんが喜んでくれる場面に立ち会えることだと思います。

 

きれい事に聞こえますかね?

 

でもたぶん本当です。不動産の仕事をしていると、お客さんの資金計画(ローンや税金)、建築の知識、保険(火災保険、地震保険など)、その他各種法律の知識を全て活用してお客さんの相談に答えていくことになります。

 

自分の持っている知識を使って、人の課題を解決するというのは実はとても気持ちが良いものです。不動産の利用者は確実に目の前にいますからその人の反応も直接かえってきやすいんですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

私自身調べながら書いているので、抜けている部分も多いと思います。

ただ、基礎的な部分は触れていると思いますので、その知識を元に個々の企業の特徴をつかんでいくようにしましょう。

 

まずは不動産のお仕事は以下の3点

①不動産賃貸・仲介事業

②不動産売買・仲介事業

③不動産管理事業

 

そして、それぞれの仕事は

①不動産仲介に関するお仕事(賃貸・売買)

②分譲地開発のお仕事

③不動産管理のお仕事

 

そして、なんと言っても最大の仕事のやりがいは、自分の持てる知識をフル活用し、お客さんの要望・課題を解決し喜んでもらったとき!

 

不動産業界には超大手の企業もありますし、街のこじんまりとした不動産屋さんもあります。どちらが良いということはもちろんありませんから自分の希望を大事にしつつ、自分に合う会社を選んでくださいね!